フランスの焼き菓子・ダックワーズの概要や語源、歴史などをご紹介します。
目次
ダックワーズとは
- アーモンドの粉末とメレンゲ(卵の卵白を泡立てたもの)で作られたフランス発祥の焼き菓子
- アーモンドを含むナッツ風味のメレンゲそのもの
ダックワーズの語源

Dacquoise(※発音:ダコワーズ)の語源は、温泉地として有名なフランス南西部の町「Dax(ダックス)」にあります。
Daxの形容詞女性形(※西欧言語には言葉に性別があります)の発音が〝ダコワーズ〟で、それに由来しています。
ダックワーズの歴史
ダックワーズは、フランス貴族のための豪華なデザートとして、17世紀に考案されたと考えられています。

もとはナッツ風味のメレンゲそのものをダックワーズ(ダコワーズ)と呼んでいましたが、次第にナッツ風味のメレンゲを使った層状のデザート全般がダックワーズと呼ばれるようになりました。
18世紀に入り、多くのフランス人シェフがイギリスに移動し、イギリスの上流階級の人々にサービスを提供したことで西欧でポピュラーなお菓子として定着しました。
日本では「小判形」がスタンダード
日本では小判形のダックワーズがスタンダードですが、これは日本人シェフが考案したものです。

小判形のダックワーズは、福岡市にある菓子店『16区』のオーナーシェフである三嶋隆夫氏が、パリ16区の菓子店『ARTHUR』にてシェフを勤めていた1979年に考案したと言われています。

和菓子の〝最中〟に着想を得て開発し、小判形の生地にクリームをサンドした形が定着しました(上でご紹介した通り、それまではナッツ風味のメレンゲを使った層状のデザート全般がダコワーズと呼ばれていました)。
西欧では〝ダコワーズ〟と発音されますが、日本では発音のしやすさから、主に〝ダックワーズ〟と呼ばれます。
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