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スペイン菓子「クレマカタラーナ」とは? クリームブリュレとの違いやレシピ・作り方をご紹介!

スペイン菓子「クレマカタラーナ」とは? クリームブリュレとの違いやレシピ・作り方をご紹介!

ここでは、スペインのカルターニャ地方を発祥とする伝統スイーツ「クレマカタラーナ(crema catalana)」についてご紹介。

よく似たスイーツに、日本人にも馴染みのある「クリームブリュレ」あがりますが、使われている素材や発祥が異なっています。

歴史やレシピ、作り方などをぜひチェックしてみてくださいね。

「クレマカタラーナ(crema catalana)」とは? クリームブリュレとは何が違う?

クレマカタラーナ(crema catalana)(出典:wikipedita

「クレマカタラーナ(crema catalana)」とは、スペインのカタルーニャ地方を発祥とするカスタードを使った焼き菓子のこと。

カスタードの上にパリパリのカラメルがトッピングされています。

「クレマカタラーナ(crema catalana)」の語源は、スペイン語でクリームを意味する〝クレマ(crema)〟と、地名の〝カタルーニャ(catalana)〟が合わさったもの。

詳しくは下でご紹介しますが、キリスト教との関係が深く、3月19日の聖ヨセフの日に食べられることから、〝聖ヨセフのクリーム(Crema de Sant Josep)〟とも呼ばれます。




クリームブリュレとの違いは?

クレマカタラーナとクリームブリュレの主な違いは、〝発祥〟〝素材〟です。

クレマカタラーナがクリームブリュレの祖先?

正確なことはわかっていませんが、「クレマカタラーナ」がスペインを起源とするのに対し、「クリームブリュレ」はフランスが発祥とされています。

ただ、どちらも似たようなレシピでヨーロッパを起源とするので、どちらかがどちらかに派生し、それぞれ違う名称で呼ばれるようになった可能性もあります。

文献でのレシピの初出は、クレマカタラーナのほうがクリームブリュレよりも3世紀近く前とされています。

こうした理由で、とくにスペインのカタラーニャ地方では、クレマカタラーナがクリームブリュレの祖先だと主張されることが多いようです。

素材の違い

シナモンで香り付されたクレマカタラーナ(出典:bascofinefoods.com

フランス版のクリームブリュレは、クリームと牛乳を使用して作られ、バニラで香り付けされることが一般的。

一方、スペインのカタラーニャ地方のクレマカタラーナは、牛乳のみが用いられ、香り付けはシナモンとレモンの皮で行われるのが一般的です。

ただ、世界各地に伝わるに連れ、両方ともそれぞれの地域独自の素材や香り付けにアレンジされて定着しています。

現在では、クレマカタラーナとクリームブリュレの境界線が曖昧になっているので、もともとの違いとしてご理解ください。




「クレマカタラーナ(crema catalana)」の歴史

一説によると、クレマカタラーナのレシピは、カタルーニャ地方に住むユダヤ人住民によって作成されたとされています。

お菓子付きのユダヤ人住民が、牛乳と卵を組み合わせてカスタードを作ったのが起こりとされます。

その後、スペイン全域にレシピが広まり、カトリックの祭典〝聖ヨセフの日〟に提供されるデザートとして定着しました。

キリストの養父・聖ヨセフと幼い頃のキリストが描かれた絵画(出典:wikipedia

カトリック圏では、お菓子は祭典の日に食べられる風習があったためです。

また、上でご説明したように香り付けにシナモンが用いられるのは、大航海時代にマゼランをはじめとするスペインの商人によって東南アジアから持ち込まれたためと推測されます。

「クレマカタラーナ(crema catalana)」のレシピ・作り方

こちらでは、4人前のクレマカタラーナの作り方・レシピをご紹介します。

用意する材料は、こちら。

  • 黄卵:4つ
  • 砂糖:1カップ
  • ☆シナモンスティック:1本
  • レモン1個ぶんの皮
  • 牛乳:2カップ
  • ☆コーンスターチ:大さじ1杯
  • ☆ラメキン(食用カップ):4〜6個
  • ☆料理用ガスバーナー

このうち、☆をつけたシナモンスティックとコーンスターチ、ラメキン、ガスバーナーは備がない場合も多いと思います。

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それでは、以下では作り方・レシピの手順をご説明いたします。

なお、完成後に2〜3時間の冷蔵が必要なので、そこだけご注意ください(※完成してすぐには食べられないので、ご注意ください)

  1. 大きめの鍋に黄卵と砂糖(3/4カップ)を入れ、泡立つまで混ぜ合わせます。
  2. 鍋にシナモンスティック1個と適度に切り刻んだレモンの皮を加えてかき混ぜます(レモンの皮はあとで箸などで取り除くため、取り除きやすい大きさに切ってください。)。
  3. 牛乳とコーンスターチを加え、ゆっくりと加熱し、色が濃くなるまでかき混ぜます。
  4. 色が濃くなり、すこし固まってきたと感じたらすぐに火を消してください。
  5. シナモンスティックとレモンの皮を取り出し、ラメキン(食用カップ)に適量を流し込みます。
  6. ラメキンにラップをかけ、2~3時間冷蔵庫で冷やします。
  7. ラップを外し、砂糖(1/4カップ)を各ラメキンの上に薄く敷いてガスバーナーで黄金色になるまであぶります。
  8. 完成です!



いかがでしたか?

スペイン・カルターニャ地方の伝統スイーツ「クレマカタラーナ(crema catalana)」の歴史や作り方・レシピについてご紹介いたしました。

クリームブリュレとは違い、シナモンやレモンの皮で味付けをするので、酸味が加わって少し大人の味を楽しめるかと思います。

ぜひ作ってみてくださいね。