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カルディやコストコで買える? トルコの伝統菓子「バクラヴァ」の歴史やレシピをご紹介!

カルディやコストコで買える? トルコの伝統菓子「バクラヴァ」の歴史やレシピをご紹介!

トルコの伝統菓子「バクラヴァ」の概要や歴史、語源、レシピ、購入場所などをご紹介いたします。

トルコの伝統菓子「バクラヴァ」とは?

バクラヴァ(baklava)とは、複数の薄いフィロ生地(※1)の層を重ねて作られる、トルコやアゼルバイジャンで伝統的に食べられる甘いペイストリー(※2)。

(※1)フィロ生地[Filo/Phyllo] バクラヴァを作る際に用いられる生地。非常に薄く、酵母を含まないのが特徴。
(※2)ペイストリー[pastry] バターやベイキングパウダー、卵を焼いて作られる生地を使った食べ物。薄くサクサクとした食感が特徴。パイやタルト、キッシュ、バクラヴァがこれにあたります。

フィロ生地を6~7層重ねた上にナッツ(クルミやピスタチオ、ヘーゼルナッツ、アーモンドなど)を敷き、その上にさらにフィロ生地を重ねて焼き上げて作られます。

三角形やひし形にカットし、蜂蜜やローズウォーター(バラの花びらを蒸留してつくられる液体)などで作られたシロップをかけて提供されるのが一般的です。


詳しくは、郷土菓子に詳しい林周作氏が世界各地を食べ歩いて執筆したこちらの本に記載されています。

よろしければ参考にしてみてくださいね。


バクラヴァの語源と歴史

バクラヴァの語源は〝胎盤〟?

食物史研究家のパトリック・ファースによると、ローマ時代(紀元前2世紀)にあったとされる生地を層状に重ねて蜂蜜でコーティングされたデザートが、バクラヴァの起源とされています。

プラセンタケーキ(出典:pass-the-garum.blogspot.com

これはプラセンタケーキ(Placenta cake)と呼ばれ、〝胎盤〟を意味するプラセンタPlacentaという語がトルコ語ではバクラヴァ(baklava)にあたり、同じルーツを持つとされています。

16世紀前後にオーストリアに伝わり「シュトゥルーデル」となる

16世紀にオスマン帝国(トルコを中心とする巨大な帝国)がハンガリーを占領した際、バクラヴァのレシピがハンガリーやオーストリアに伝わったと考えられています。

アップルシュトゥルーデル(出典:steirische-spezialitaeten.at

これはオーストリアでシュトゥルーデル(Strudel)として発展し、オーストリアの伝統的なスイーツとして現在も食べられています。

シュトゥルーデルは、何層もの生地で具材(代表的なのはリンゴ)を巻き、オーブンで焼き上げたお菓子です。

バクラヴァのレシピ・作り方

こちらでは、ピスタチオを使用した簡単なバクラヴァのレシピをご紹介いたします。

用意する材料はこちら。

  • フィロ生地(500g)
  • バター(130g)
  • 植物油(100g)
  • ピスタチオ(150g)
  • 蜂蜜
  • 長方形のトレイ(※オーブン用)

以下がレシピです。

  1. 熱したフライパンでバター(130g)を溶かし、植物油(100g)を加えて混ぜ合わせます
  2. 長方形のトレイのサイズにフィロ生地をカットします
  3. 「1.」で作ったバター&植物油をトレーの底に塗り、その上にフィロ生地を2枚重ね、さらにバター&植物油を塗ります
  4. 「3.」の過程を7回繰り返します(7回目の表面にはバター&植物油を塗らないようにします)
  5. 砕いたピスタチオを表面全体に広げます
  6. さらに「3.」の過程を2回繰り返します(最後もバター&植物油を塗らないようにします)
  7. トレイの上から、食べやすいサイズの長方形にカットします
  8. バター&植物油をスプーンで切り目に流し込むようにかけ、ならします
  9. 事前に温めておいた180度のオーブンで25~30分間焼きます
  10. 蜂蜜をかけて完成です

以上の過程が、下の動画で解説されています。

上の手順ではシロップを作る過程を省き、蜂蜜を代用していますので、シロップも自作したいという方は動画を参考にしてみてください。

(英語ですが、簡単な作業ですので上のレシピと併せてみていただければ理解いただけると思います)




バクラヴァはカルディやコストコで買える?

カルディ

(出典:bg-mania.jp

国内最大手の輸入食品の専門店・カルディ コーヒー ファーム(KALDI COFFEE FARM)。

2021年12月には、販売されていたようです。

ただ、2024年1月時点では少なくともカルディの公式オンラインストアには掲載されていません。

気になる方は、お近くのカルディの店頭でさがしてみてくださいね。

Amazon

Amazonでは、ELITという本場トルコのブランドのバクラヴァが販売されています。

販売されているのは、定番の「ピスタチオ」「クルミ」の2味。カルディなど輸入物のセレクトショップでもいつか展開されるかもしれませんね。

以下、味と個数別にamazonでの購入ページを掲載しておきます。

こちらが「ピスタチオ」。

こちらが「クルミ」です。

本場のバクラヴァをぜひチェックしてみてくださいね。




コストコ

(出典:https://www.costco.co.jp/

コストコでは、ひとくちサイズのクロアチア産バクラヴァが販売されているようです。

バリエーションは、チョコレートがけ・ピスタチオがけ・プレーンの3種類。

お近くのコストコの店舗でチェックしてみてくださいね。




バクラヴァを本場のトルコで買うなら「カラコイ・グルグル」が定番!

本場のトルコでバクラヴァを買うなら、「カラコイ・グルグル(Karakoy Gulluoglu)」が定番です。

イスタンブールで最も有名なバクラヴァのお店です。

一般的に日本人の味覚には甘すぎるとされるトルコスイーツですが、こちらのバラグヴァは、甘すぎずバターの風味が感じられ、生地もサクサクで美味しいと好評です。

オンラインストアでも購入でき、例えばピスタチオ味なら1kgあたり35.60USD(5,300円)です。

>カラコイ・グルグル(Karakoy Gulluoglu)のオンラインストア




いかがでしたか?

中東のトルコが発祥とされるバクラヴァ。フィロ生地さえ購入すればオーブンで簡単に作ることができるので、ご家庭で試してみるのもありかと思います。

またトルコに行かれた際は、ぜひ本場の味を試してみてくださいね。