お菓子やパン作りで使われる「スケッパー」。
生地をこねたり混ぜたり、食材を切ったり、すくい取ったり、洗い物の汚れを落としたり…。
ひとつあると、キッチン周りのさまざまなシーンで活躍してくれる便利な道具です。
こちらでは、「スケッパー」のセリアやダイソーなど100均での販売状況や、定番人気の商品、代用品などをご紹介します。
目次
「スケッパー」とは? ドレッジやスクレイパーとの違い
「スケッパー」とは
「スケッパー」とは、お菓子やパン作りの際につかわれる〝柄のないヘラ〟のこと。
ボウルの中に残った生地などを余さずにすくい出したり、生地を切ったり、混ぜたり、洗い物の汚れを落としたりと、いろいろなシーンで活躍してくれる万能ベラです。
「ドレッジ」や「スクレイパー」との違い
「スケッパー」と「ドレッジ」は同じ?
「スケッパー」と「ドレッジ」は、お菓子やパン作りの道具としては同じものを指します。
ちなみに、「ドレッジ(dredge)」は、英語で〝川底の泥をさらう〟など意味があります。
「スケッパー」や「ドレッジ」には、主に金属製のものとシリコン製のものがあり、メーカーによって呼び分けの基準が違っています。
(※こちらの記事では、「スケッパー」という言葉で紹介しています。)
「スクレイパー」は、建設でつかわれる工具。
一方「スクレイパー」は、主に建築などでつかわれる工具を指すときにつかわれます。
シールを剥がしたり、塗装したりする道具です。
「スケッパー」はセリアやダイソー(100均)で買える?
セリア(100均)
セリア(100均)では、『キッチンスクレーパー』という名称で、葉っぱの形をした「スケッパー」が販売されています。
価格は、¥110(税込み)で販売されています(2024年1月時点)。
シリコン素材のため食器を傷つけにくいです。
お近くのセリア(100均)の店舗や、詳細はこちら(↓)からチェックしてみてくださいね。
ダイソー(100均)
ダイソー(100均)では、『シリコーンスクレーパー』という猫のフォルムをした「スケッパー」が販売されています。
価格は、¥110(税込)。
こちらもシリコン製で、黒・白の2色が展開されています。
お近くのダイソー(100均)の店舗で探してみてくださいね。
セリアやダイソーの製品は、どちらもシリコン製で110円(税込)で入手できますが、ひとつ難点があるとすると、〝硬くてしなりにくいところ〟。
しなりの良いタイプのほうが、ボウルから生地をかき出したりする際に使い勝手が良いです。
安いものなら200円以下でしなりの良いものが販売されているので、以下の人気製品をチェックしてみてくださいね。
金属製はNG! 定番人気の「スケッパー」・4選
こちらでは、定番人気の「スケッパー(ドレッジ)」をおすすめ順にご紹介。
使い勝手を考えると、
- シリコンやナイロン製(金属製以外)
- 縁の片方が弓形
の2つが必須条件です。
金属製のものだとしなりが悪く、ボウルやフライパンにあたるときに嫌な金属音が出たりします。
また、縁の片方が弓形(ゆみなり)だと、ボウルから生地をかき出すときに使いやすいです。
それでは、ご紹介していきます。
(※価格は、2024年1月時点です)
1.【ベストセラー1位】タイガークラウン ドレッジ(日本製)
最初は、タイガークラウンから販売されている「スケッパー(ドレッジ)」。
とくにamazonで人気が高く、2,029件もの口コミが寄せられて、評価は平均☆4.3(2024年1月時点)。
100均で売られているものと、ほとんど値段は変わりません。
口コミでは、
パン生地くっ付くのではないかと心配していましたが、表面はエンボス加工されており、その心配は無用でした。
パン処置後、打ち台にこびりついた小麦、ボールにこびりついた生地などもこさぎ落とすことが出来、パン仕込みの後片付けがスムーズになりました。
出典:amazon
フライパンや鍋淵にコビリついた汚れも綺麗に取れます。
曲線部分は角度を変えれば、ボールを始め、鍋、フライパンの曲線部分にもシッカリフィットし落としてくれますから、洗い落とすお湯の節約にもなりますね。
ほぼ毎日使っています。
出典:amazon
子供の食べこぼし掃除に重宝!
出典:amazon
など、とにかくいろいろな用途に使えることが好評です。
あまりお菓子やパン作りをしない方も、キッチンにひとつ常備しておくととても便利。
とにかくコストを抑えて、それなりのものを購入したいという方は、こちらがベスト。
こちら(↓)よりチェックしてみてくださいね。
2.【熱に強い!】MATFER 耐熱スケッパー
続いては、お菓子の本場であるフランスの老舗メーカー・MATFER社の「スケッパー」。
こちらは、熱に強いのが特徴。
100℃までの商品が多いなか、こちらは120℃まで耐えることができます。
価格は、通常¥2,100のところが、2024年1月時点では、amazonで¥1,245で販売されています。
なにより、使い勝手は抜群。
口コミでは、
耐熱性能が高いです。
100度未満のものが多い中、安心して使えます。
しなるので、ボウルなどの側面にフィットして、綺麗にそげます。
出典:amazon
MATFERのスケッパーは使いやすい。値段以上に使える。
出典:amazon
20年前にパリの道具屋で買って以来、大した劣化もなく、
今も現役でパンにお菓子にと使用しています。
類似商品はたくさん出ていますが、
このメーカーのものであれば、まず買って間違いはないと思います
出典:amazon
など、メーカーに圧倒的な信頼が寄せられています。
amazonでは、833件もコメントがついて評価は平均☆4.3(※2024年1月時点)。
良いものを長く使いたい方は、こちらでまず間違いはありません。
こちら(↓)からチェックしてみてくださいね。
3.【生地がくっつきにくい!】貝印 スクレッパー エンボス加工(日本製)
3つめは、生地にくっつきにくいと好評の貝印の「スケッパー」。
上の画像をよくアップでご覧いただければわかりますが、表面にザラザラとした〝エンボス加工〟が施されています。
口コミでは、
ピザ生地をボールで作るのに使います
(中略)
素手では手に付着する量が多く、これで混ぜるとそれが少なくなり、良いです。余計な力もこの程度の量だと大したことないです。
出典:amazon
パンの制作がとても便利になりました。
適度な柔軟性があり、エンボス加工で生地がつき難いのも助かります。
出典:amazon
など、くっつきにくい点が好評です。
amazonでは246件の口コミが寄せられていて、評価は平均☆4.4です。
こちら(↓)からチェックしてみてくださいね。
4.【パン作りに最適】cotta オリジナル ソフトドレッジ
最後は、cottaから販売されているオリジナルの「スケッパー(ドレッジ)」。
パン生地の切り分けから、生地のすくい出しまで、使いやすさは◎
日本で最も有名な家庭用の製菓・製パングッズ販売店によるオリジナルのスケッパーは、パン作りやお菓子作りに最適です。
価格は、2024年1月時点では、amazonで¥600で販売されています。
口コミでは、
生地のカットがスムーズにできます
サイズも持ちやすい大きさでした
出典:cotta.jp
二枚目を購入しました。
一枚目はCOTTAの文字がなくなるほど使い込みました。ボールから生地を取るときにスルーと取れるのがとてもいいです。とても使いやすいです。
出典:cotta.jp
厚みも弾力性・持ちやすさも全てよい
出典:amazon
など、コアなファンが多い商品です。
こちら(↓)からチェックしてみてくださいね。
「スケッパー」の代用品
「スケッパー」は、ひとつ常備しておけば、
- 生地を切る
- 生地を混ぜる
- ボウルからかき出す
- 洗い物の汚れを落とす
- チューブからゼリーなどを残らず出す
など、何役もこなしてくれるすぐれものです。
これらをすべてこなしてくれる代用品は、残念ながらありません。
ただ、「生地を切る」であれば包丁ですし、「生地を混ぜる」「ボウルからかき出す」であれば、しゃもじやおたまが代用できます。
また、「洗い物の汚れを落とす」だとスポンジですし、「チューブからゼリーなどを残らず出す」なら、定規などが代用できます。
いかがでしたか?
ダイソーやセリアなど100均での「スケッパー(ドレッジ)」の販売情報やおすすめの商品、代用品をご紹介しました。
2024年1月時点では、ダイソーやセリアなど100均でも販売されています。
「スケッパー(ドレッジ)」は、高いものでも¥1,000程度ですし、とくべつお菓子やパン作りをしない方も、ひとつキッチンにあると便利です。
検討してみてくださいね。
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