こちらでは、香川県の名所を効率よく回りたい方に向け、地元民が独自に作り上げた「観光モデルコース」をご紹介。
香川県を観光される方は、名所としては『直島』『金刀比羅宮』『父母ヶ浜』、食事は『めりけんや(うどん屋)』『一鶴(骨付鳥)』、お土産や銘菓は『茶のしずく(高瀬茶のお饅頭)』を押さえておけば、まず間違いはありません。
1泊2日でそれらを効率よく回る「観光モデルコース」をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
(※なお、より短時間で観光される方は、フェリーでの移動が必要が『直島』を外しても良いかと思います。)
目次
香川県の観光モデルコース(1泊2日)の概要
こちらが、1泊2日で効率よく香川県の観光名所を回るための「観光モデルコース」です。
先に観光モデルコースの概要を簡単にご説明します。
1日目は高松駅から出発します。
まず高松駅の売店「セブンイレブン Kiosk」で香川県の銘菓『茶のしずく』を購入し、その後、高松港まで歩いてフェリーで『直島』に渡ります。
直島を数時間散策した後、再び高松にフェリーで戻り、『めりけんや(高松駅前)』で讃岐うどんを楽しみます。その後、『父母ヶ浜』を通って金比羅の有名旅館『敷島館』に向かいます。
2日目は、『敷島館』をチェックアウト後に『金刀比羅宮』を登った後、午後は『四国水族館』に行って、夕食は『一鶴』で終えるコースです。
では、以下で詳細を見ていきます。
香川県の観光モデルコース(1泊2日)の詳細
1日目(高松駅〜金毘羅宮)
① 香川県の銘菓『茶のしずく』(高松駅)
香川県の観光モデルコースは、まず、高松駅からスタート。
高松駅の改札を出てすぐのところにあるコンビニ兼お土産物ショップ「セブンイレブン Kiosk高松銘品館」で、お饅頭『茶のしずく』を購入します。
『茶のしずく』は、〝幻の銘茶〟と呼ばれる香川県産の高瀬茶を使用したお饅頭。
通常の抹茶スイーツには、飲料のお茶としては使用できない四番茶以降の茶葉が使用されますが、こちらのお饅頭には4月〜5月にかけて採取される最高鮮度の一番茶の高瀬茶が100%使用されています。
中にとろける抹茶蜜が入っているのが特徴です。
通販(インターネット)では購入できない香川県の銘菓として知られていて、その限定性から、店舗によっては売り切れることもしばしば・・・。
(※なお、下でご紹介する金刀比羅宮の旅館・敷島館でも販売されています)
販売店の一覧は『茶のしずく』の公式サイトからチェックできます。
『セブンイレブン Kiosk高松銘品館』で購入される方は、営業時間は以下をご参考ください。
店名 | セブンイレブン Kiosk高松銘品館 |
営業時間 | 6:30〜22:30 |
所在地 | 香川県高松市浜ノ町1-20 |
② 直島
高松駅で『茶のしずく』を購入したら、歩いて高松港に向かいます。
高松駅から高松港は、徒歩5分程度。
こちらが、直島(宮浦)行きのフェリー乗り場です。
高松から直島(宮浦)までの料金は、
- フェリー(片道):¥520
- フェリー(往復):¥990
- 高速旅客船(片道):¥1,250
です。
高松まで戻る予定のある方は、フェリー(片道約50分)の往復券を購入すると最も安く手配できます。
なお、高松から直島(宮浦)までのフェリー・高速旅客船の時刻表はこちら。
さて、フェリーまたは高速旅客船は、直島の〝宮浦港〟と呼ばれる港に到着します。
目印は、草間彌生さんの赤いかぼちゃのオブジェ。
宮浦港で船を降りてすぐの道を挟んだ向かい側に、「TVC直島レンタル 宮浦店」「おうぎやレンタサイクル」という2つのレンタサイクルショップがあります。
そこで、電動自転車を借りることをおすすめします。
直島は、自転車で約1時間ほどで島を1周できてしまうほどの広さですが、上り坂が多いため、電動自転車があるととても快適です。
時間の許す限り、電動自転車に乗って自然の中でゆったりとサイクリングを楽しみながら、『地中美術館(事前予約制)』や『ベネッセハウスミュージアム』に立ち寄ってみると良いでしょう。
おそらく半日ほどで、直島の名所はだいたい見尽くせてしまうかと思います。
宮浦港まで戻ったら、海の駅『なおしま』で直島のお土産をチェックしてみてくださいね。
迷ったらこれ!直島でおすすめのお土産・5選なお、直島(宮浦)から高松までの帰りの船の時刻表は、こちらを参照してください。
施設名 | 海の駅なおしま(宮浦港) |
所在地 | 香川県香川郡直島町2249番地40 |
③ 讃岐うどん屋『めりけんや』
さて、高松まで戻ったら、続いては讃岐うどん。
香川県の観光モデルコースでは、〝讃岐うどん〟は絶対に外せません。
おすすめは、高松駅のすぐ近くにある『めりけんや』です。
香川県内で複数の店舗を構えるチェーン店で、お昼時には地元民がよく脚を運ぶうどん屋です。
〝かけうどん〟に天ぷらなどをトッピングするのも良し、〝ぶっかけうどん〟や〝肉うどん〟を楽しむのも良し。
(※ぶっかけうどん:麺に濃いつけダシを「ぶっかけ」て提供される讃岐うどん。通常、大根おろしとレモン、ネギがトッピングされます。)
安くて美味しい本場の讃岐うどんをぜひご堪能ください。
店舗名 | めりけんや 高松駅前店 |
営業時間 | 7:00〜20:00 |
所在地 | 香川県高松市西の丸町6-20 |
④ 父母ヶ浜
讃岐うどんを堪能したら、夕暮れ前に
『めりけんや』のある高松駅付近から父母ヶ浜までは、自動車で下道で約1時間半(高速道路を使うと1時間)ほどです。
自動車がない方は、レンタカーを借りることをおすすめします。
日の長い季節なら18時ごろ、日の短い季節なら16時半ごろの日が沈みかけた時刻を目安に向かうと、下画像のような美しい景色に出会えるはず。
『父母ヶ浜』は、鏡のように周囲の景色を反射した、幻想的な海面が特徴です。
「まるでウユニ塩湖のよう…」とSNSなどで話題になり、香川県西部では結婚式の撮影スポットとしても人気があります。
景色を眺めたり、写真撮影をしたりして、自然が生み出す美しい世界を楽しんでくださいね。
名称 | 父母ヶ浜 |
所在地 | 香川県三豊市仁尾町仁尾乙203-3 |
⑤ 金毘羅宮の旅館『敷島館』
父母ヶ浜で景色を楽しんだら、本日の旅館に向かいます。
おすすめは、金毘羅宮の参道に位置する『敷島館』。
観光モデルコースの1日目は、ここで終了です。
夜ご飯は、旅館内で供される旬の会席料理や温泉を楽しんでくださいね。
また金比羅は、香川県で最も有名な地酒『
敷島館のすぐ隣には、「金陵の郷」というミュージアム兼酒店があるので、翌日など時間がある方はぜひ立ち寄ってみてください。
金刀比羅宮金編では、敷島館の売店や付近のコンビニでも『金陵』を購入できますので、ぜひ旅館でくつろぎながら香川県の地酒を楽しんでみてくださいね。
なお、敷島館の詳細や予約サイトは以下よりチェックしてみてください。
施設名 | こんぴら温泉 御宿 敷島館 |
予約サイト | こちら(楽天トラベル) |
チェックイン | 15:00〜 |
チェックアウト | 〜11:00 |
所在地 | 香川県仲多度郡琴平町川西713-1 |
2日目(金刀比羅宮〜一鶴)
⑥ 金刀比羅宮
香川県の観光モデルケース、2日目は『金刀比羅宮』からスタートです。
「こんぴらさん」の愛称で親しまれる金刀比羅宮は、本宮や奥社まで続くとても長い〝石段(石の階段)〟で有名。
本宮にたどり着くまでには785段の石段を、奥社までは1,368段の石段を登る必要があります。
たくさん歩くため、本宮や奥社まで登る予定の方は、スニーカーやズボンなど動きやすい格好がおすすめです。
「金刀比羅宮」は、全国的に有名な神社で、香川県の観光モデルコースは金刀比羅宮なしには成立し得ません。
海の神様や、商売繁盛・大漁祈願などの幅広い神様が祀られていて、全国から多くの方が観光や参拝に訪れます。
おみくじも引けるのでぜひ試してみてくださいね。
名称 | 金刀比羅宮 |
所在地 | 香川県仲多度郡琴平町892-1 |
⑦四国水族館
『金刀比羅宮』を満喫したら、お昼ご飯を食べて、次は瀬戸内海の生き物を楽しめる水族館『四国水族館』に向かいます。
『金刀比羅宮』からは車で30分強です。
〝アカシュモクザメ〟と呼ばれる掃除機のダイソンのような頭の形をしたサメや、幻想的に演出された水槽を泳ぐクラゲ、ペンギン、そのほか瀬戸内海の海の生き物を鑑賞することができます。
生き物の鑑賞に加えて、アートのような水槽も見どころ。
また、瀬戸内海に隣接しているため、日没時には瀬戸大橋&瀬戸内海を背景とした美しい夕暮れの景色を楽しむことができます。
なお入館料は、大人(高校生・16歳以上)が¥2,200、小中学生が¥1,200、幼児(3歳以上)が¥600、3歳未満が無料です。
施設名 | 四国水族館 |
営業時間 | 9:00〜18:00(※変更あり:本日の営業時間) |
所在地 | 香川県綾歌郡宇多津町浜一番丁4 |
⑧一鶴 IKKAKU
香川県の観光モデルコースの締めは、『一鶴』の骨付鳥。
『四国水族館』に寄られた方は、そこから車で10分弱の場所にある丸亀市内の店舗(丸亀本店・土器川店)が良いでしょう。
駅前にある丸亀本店は、駐車場が少なく道が入り組んでいて少し入りにくいかもしれませんので、車の方は土器川店もおすすめです。
メインは、当然骨付鳥。
やわらかくジューシーな〝ひなどり〟と、コリコリとした歯応えを楽しめる〝おやどり〟の2種類です。
〝ひなどり〟も〝おやどり〟もニンニクや香辛料の効いたスパイシーで濃厚な味付けですから、生ビールやおにぎり、または鳥飯と一緒に注文すると良いです。
香川県の観光モデルコースの締めとして、香川県民が誇るソウルフードをぜひ満喫してください。
店名 | 一鶴 丸亀本店 |
営業時間 | 【平日】11:00~14:00 17:00~22:00/【土日祝】11:00~22:00 |
所在地 | 香川県丸亀市浜町317 |
店名 | 一鶴 土器川店 |
営業時間 | 【平日】11:00~14:00 17:00~22:00/【土日祝】11:00~22:00 |
所在地 | 香川県丸亀市土居町2丁目12-33 |
いかがでしたか?
香川県の名所を1泊2日で効率よく回るための「観光モデルコース」を地元民の目線でご紹介しました。
滞在時間がより短い方は、フェリーの移動で時間がかかってしまう『直島』を外しても良いかもしれません。
香川県に観光に来られた方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。