植物性のプロテインを使用した〝次世代の卵〟『ジャストエッグ(JUST Egg)』をご存知でしょうか。
アメリカのスタートアップによって開発された今話題の商品です。
こちらの記事では、『ジャストエッグ(JUST Egg)』の日本での販売状況や開発会社、商品の特徴などをまとめました。
目次
1.『ジャストエッグ(JUST Egg)』とは
『ジャストエッグ(JUST Egg)』は、米サンフランシスコのスタートアップ企業「イートジャスト(Eat JUST)」が販売する主力商品です。
この商品は、緑豆から抽出したプロテインを主原料とする植物性の〝液卵〟で、卵の食感とほとんど同じオムレツやスクランブルエッグ、フレンチトーストを作ることができます。
スタートアップ企業「イートジャスト(Eat JUST)」の歩み
イートジャストは2011年に幼馴染の2人によって設立された会社です。
設立当初は「ハンプトン・クリーク・フーズ(Hampton Creek Foods)」という社名で、設立後の最初の2年間は主に植物の研究開発に費やされました。
研究内容は、ゲル化や乳化のできる〝鶏卵〟と似たような植物性タンパク質がないか、植物の品種を細かく調べていくものです。
その過程で自動で植物解析をする手法を独自に開発し、各植物の耐乾性や味、アレルギーを引き起こす可能性などの情報をデータベースにまとめていきました。
そして2013年に完全植物性のマヨネーズ『ジョストマヨ(JUST Mayo)』を販売開始し、反響を呼びます。
その後、社名を現在のジャストに変更し、『ジャストエッグ(JUST Egg)』などの商品開発を続けています。
2.『ジャストエッグ(JUST Egg)』の商品の種類と特徴
2023年3月時点で公式HPで販売されている商品は、『ジャストエッグ(JUST Egg)』と『ジャストエッグフォールディド(JUST Egg Folded)』の2種類。
ジャストエッグ(JUST Egg)
上でもご紹介したように、オムレツやスクランブルエッグ、フレンチトーストなどを作ることができる植物由来の〝液卵〟。
355mlのこちらの商品の値段は、$4.99(およそ520円)。
主成分は緑豆とターメリック。
鶏卵不使用、遺伝子組換え作物不使用、1人前(大さじ3杯)につき5gのタンパク質が含まれているのが特徴です。
アメリカ版amazonでは16,826個もの評価がつき、☆4.5という圧巻の評価です(※2023年3月時点)。
ジャストエッグフォールディド(JUST Egg Folded)
こちらも、緑豆とターメリックを主成分とするつ植物由来の卵。
227g入りで、のこちらの商品も$4.99(およそ520円)。
液卵の『ジャストエッグ(JUST Egg)』とは違い、〝卵焼き〟状の商品で、そのままトースターやフライパンで焼いて食べることができます。
こちらもアメリカ版amazonで高評価。
8,483個もの評価がついて☆4.7です(※2023年3月時点)。
3.ジャストエッグ(JUST Egg)は日本で購入できる?
2023年3月時点では、『ジャストエッグ(JUST Egg)』『ジャストエッグフォールディド(JUST Egg Folded)』の日本での販売情報は見当たりませんでした。
アメリカのamazonで販売されていますが、発送先が日本の場合は購入ができません。
4.参考文献
こちらの記事を作成するにあたり、以下の書籍やサイトを参照しました。
参考書籍
2020年-21年にかけてのベストセラー書籍『フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義』には、ジャストエッグに限らず世界や日本の最先端のフードテック事情がまとめられています。
食品業界に携わる方にとっては必読書かと思いますので、ぜひチェックしてみてください。
参照サイト
その他、参照サイトがこちらです。
- Eat Just[wikipedia](https://en.wikipedia.org/wiki/Eat_Just)
- JUST Egg | Made from plants(https://www.ju.st/)
いかがでしたか?
気鋭のフードテック企業が開発した植物由来の卵『ジャストエッグ(JUST Egg)』についてご紹介しました。
ぜひ今後の動向を追ってみてくださいね。